「矩」一般的にあまり馴染みのない言葉だと思います。建築用語における矩(かね)とは、まっすぐであること(状態)を意味しており、直線や直角などを表す用語です。大工職人などが良く使う表現として、直角がどうか調べることを「矩をみる」「矩をまく」「矩がでている」などと言います。この矩をみるのによく使われるのが、さしがね(差金、差矩、指矩)、かねじゃく(曲尺、矩尺、鉄尺)などと言われる道具です。
この「さしがね」と言う言葉は歌舞伎の世界に端を発し、見物人から見えないよう陰から蝶や小鳥を操る小道具、竿の先に針金をつけた物の事を言い、そこから転じて、「誰のさしがねだ!」とかの、表に出ずに他人をそそのかして何かをさせる事を言うようになったようです。 それが何でこの道具の名前になったかというと、大工の親方が指示を出す時、差金を使って人や物を指していたからと言う説もあります。あまりはっきりした根拠は分かっていないんですね。このように「矩をみる」道具はいっぱいあります。レーザーレベルでもトランシットでも、丸ノコ定規やスコヤなんかもそうです。これがいっぱいありすぎて、どいつを信用したら良いのか。。なんて事も現場では発生し、最後には自分の目を信じたり。。最終的には345で有名なピタゴラス数に頼ったり。。水平と矩。なんの工事でも一番大切で一番難しい、基本中の基本でございます。あ、曲がってる。ってすぐ思っちゃうのは職業病。暑い「花の日」。本日もくれぐれもご健康でご安全に。
信じるか信じないかはあなた次第。
--------------------------------------------------------------------
世田谷区のGUARANTEE株式会社は三軒茶屋の建築内装屋です。
インスタやってます。
https://www.instagram.com/guarantee.tokyo/
法人・個人様を問わずオフィス移転やレイアウト変更。
各種内装仕上工事、設備工事。電気工事。
家具の組み立てやお部屋の模様替え等、
さまざまなご要望に柔軟対応しておりますので、
お困りの際はぜひご相談いただければ幸いです。
-------------------------------------------------------------------