世田谷区 単位のお話・尺貫法(インチ) その2


 尺貫法の続き。調べていると、建築業界だけかと思っていたこの単位、演劇やコンサートなどの舞台関係でも用いるようです。え?と思いましたが、こちらの理由は明白。元になるモノを作っているのが、大工さん・大道具さん。使っているのは建設資材。 なるほど。そりゃそうだ。



 で、「貫」の方、といってもさすがに「重さ=貫」はあまり聞かないなぁ。と思いきや子供の頃・・百貫デブ。という言葉が。しかし、1貫=3.75 kgなので、375kgの人はそうそう居ないですよね。 変わって容量の方を見てみると、ありました。馴染みのある言葉が、「合」「升」「斗」です。そう、お酒(日本酒)は合を使います。1合は約180ml。お酒だけでなく、お醤油も1升瓶に入っています。更に大容量なのが一斗缶。塗料なども一斗缶ですね。しかし、「現在は、尺貫法を使用していた国はすべて国際単位系に移行しており、尺貫法を公式の単位としている国は存在しない。」 でもゴルフはヤード。飛行距離はマイル。TVもジーンズもインチ。 インチで思い出しました、建築業界でのネジのサイズ。これはややこしい事にインチとミリが混在します。M10かと思いきや3/8なんて事が日常茶飯事。三分・四分などとも呼び、エアコン配管や設備配管などはこれらを用います。メートル・尺・インチが混在する建築業界。全て覚えて使いこなせるようになったら一人前。頑張りましょう。

信じるか信じないかはあなた次第。。


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